私たちの活動

1.スポーツハラスメント検定


スポーツハラスメントの土壌に着手する実践として、「スポーツハラスメント検定」(スポハラ検定)を開始します。

スポハラ検定では、スポーツハラスメントへの感度や、近年重要性が増している人権意識などを養うことができます。

このスポハラ検定を通して、責任感あるアスリート、指導者、保護者らを輩出し、その一人ひとりが生活の中でスポハラの回避行動を実践することで、「スポハラZERO」の実現に近づいていくと考えています。

スポハラ検定は「初級」「中級」「上級」を予定しています。

初級:人権意識やスポハラの感度を養う。※2024年夏に開始予定
   初級合格者は「セーフガーディング検定」(後述)の受験資格を得ることができます。

中級:高度な専門知識、具体的なアプローチを学ぶ。

上級:高度な専門知識・具体的なアプローチを学ぶ。上級合格者は、協会公認の「認定講師」として、セミナーや企業研修で活動することができます。

2.セーフガーディング検定


こども基本法に準拠しながら、スポーツにおける「こども保護」(チャイルド・セーフガーディング)の仕組みを構築し、検定事業として個人および団体組織向けに学習提供を行います。

「スポーツハラスメント検定・初級」の合格者が受験資格をもつ検定です。

検定受講者がその後、認定資格をスポーツ現場で生かしながら社会に還元できるよう、「チャイルド・セーフガーディング・オフィサー」の人材養成に努めます。

欧州ではすでに、スポーツイベント運営団体や、大会・遠征に帯同するおとなたちが、こうした「チャイルド・セーフガーディング・オフィサー」を配属・帯同させることがマストになりつつあります。


3.講演・セミナー


当協会の理事などによる講演・セミナーを行います。

これからの活動

1.認定講師事業


幼少期から競技に特化してきたアスリートが、セカンドキャリアに行き詰まる問題は、日本スポーツ界で常態化している深刻な課題です。

アスリートのセカンドキャリア支援の一環として、スポハラZERO協会は「認定講師」を養成します。認定講師は、協会主催の研修などを開催することができます。


2.認定組織事業


スポーツ事業を展開する組織などに、スポーツハラスメント対策の「評価」「格付け」を行います。

  1. 事前評価
  2. 組織責任者との面談
  3. 評価検定の実施
  4. 合否判定、フィードバック、格付け、改善方法等の提案
  5. 組織内教育研修制度内での研修等の実施
  6. 認定継続による再検定

3.他団体との協働事業


心身に傷を負った被害者、スポハラから抜け出せない加害者の双方に必要な他団体、専門家との仲介役を担います。
将来的には被害者救済の直接的支援も視野に入れています。


4.コンサルテーション事業


1か月単位で、スポハラ検定合格に至るまでに必要な単科、トータルでのコンサルテーションを行います。